最終課題のテーマはサーボモータを見た途端に決まってしまった。あの一定のリズムを刻んで回転する感じ…もうスモールワールドのクロックタワーしか思いつかない。というわけで始まったスモールワールドの模型作り。ウォルトが1964年にニューヨーク万博で完成させたこのアトラクションだが、本家さながらに骨の折れるものだった。(ちなみに本家はハイウェイの横に実寸大の水路の模型を作って1年で完成させている)まずは3Dプリンターでの建物本体の出力。これはThingiversに投稿されていたFastlaneさんのデータを使わせてもらった。出力したのはいいものの、色が着いていないのは当たり前。今回も着色はアクリル絵の具で行った。2色だけの配色とはいえ細かいものが多く、きれいに塗るのはなかなか難しかった。これを東京版のスモールワールドにしていたらと思うとゾッとする…。さて着色が終わったら、パーツどうしを接着し、だいたいの外形にしたところで板に張り付けた。次は土台の作成だ。欲張った私はただの土台にはしたくなかった。ボートが走るような“Myアトラクション”が欲しいと思った私は、どうにか頭の中で設計していき、紙に図を描き、セリアで買った板をレザーカッターで切りだしていった。板の接着には絶対の信頼を置く、「アロンアルファ」を使った。さらに板の着色にはダイソーのスプレー塗料を使用した。土台も形になったところでプーリを使ったボート走行部分の組み立てだ。ちなみにこのボートはスモールワールドとカリブの海賊の両方に使用されながらも、なんとThingiversにはあがっておらずTINKERCADで自作することとなった。着色はともかく外形の出来栄えには満足している。いざこれらを組み合わせてみると、なんとモータのトルクが足りない…あの手この手を使ったが大人しくギアボックスを使用することにした。一方でクロックタワーの“顔”部分はサーボモータでうまく制御できそうだった。ここまで来たらあとはちょっと“盛る”作業。スモールワールドの下は芝生というイメージが強く、nゲージ屋さんにひとっ走り。昔のポイントカードがもう使えなくなっていたのは余談である。そして土台部分には人形たちとロゴのシールを張って、それらしくなった気がする(笑)仕上げはプログラムを書いて完成。プログラムは下に載せておくが、ごく簡単なものとなった。
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