今回の課題は
〇無線でLEDの点滅を制御することができるプログラムを班で考える。
〇クリスマスっぽいアクリルライトのデザイン案を考える。
の2本立てになっております!
さてまずはプログラムの方から。
課題文のなかに「LED」とありますが、micro:bitでプログラミングをする際に目にする「LED」というブロックの事ではありません。ここでいうLEDとは、micro:bitを回路に繋ぎ、端子から電気を流して光らせる外付けの発光ダイオードの事です。
要は、他のmicro:bitから無線信号を受け取った際に、端子への電気の流れ方を制御するようなプログラムを作りなさいということです。
そしていきなりですが完成したものがこちらになります!
上の写真が送り手のプログラム、下の写真が受け手のプログラムです。
送り手側のmicro:bit(以下送り手)のAボタンを押せば、受け手側のmicro:bit(以下受け手)に繋がれたLEDが点灯します。
また、送り手がBボタンを押せばLEDが2秒間隔で点滅し、送り手の近くで手を叩けばLEDの点滅の間隔が短く、送り手のロゴをタップすればLEDの点滅の間隔は長くなります。そして送り手のロゴを長押しすることでLEDは消える、といった、遠くにいてもLEDの発光パターンをいじることができる、そんな楽しいプログラムとなっております!
主に変数の使い方さえ分かっていれば簡単に組むことができるプログラムなので、ぜひ再現するなり改造するなりして楽しんでください!
作り終わった後に「LEDをぼわっと光らせる」という参考プログラムが提示されていたことに気が付いたため、その仕組みをさらに追加して、点滅パターンだけでなく光の強度なども制御できるようなプログラムに改造したいと思います。もし暇があってプログラムが完成したら投稿します。
次にアクリルライトのデザイン案ですが、そもそもアクリルライトとは何ぞやということで、軽く説明します。
アクリルという透明な素材(今回は板状)に何かしらの模様を彫り、のある方向から色のついた光を当てると、その模様が光の色に染まって浮かび上がる、といったものです。暗闇なんかで見ればかなりきれいですね。
そして今回考えるのは、①アクリルそのもののデザイン ②アクリルを立てるスタンドのデザインの2つです。
今回は授業内で「クリスマス」をイメージしたものを作るという条件があったため、一応私なりにクリスマスのイメージを持って作りました。
まずアクリルのデザインですが、こちらは今のところこれ一つです。
・・・はい、かな―りシンプルな仕上がりですね。
しかしこのデザイン、決して面倒くさくなったわけではございません!
このデザインのイメージは、「待ちに待ったクリスマス」です!
クリスマスを待ち望んでいた子どもの、「今日はクリスマスだ!!!」という頭の中をそのまま出力したような内容にしたつもりです。また、フォントも手描き感のあるものを選び、クリスマスカードを少しイメージしてみました。
そしてこれに合わせたスタンドですが、こちらについては二つほど案が出ています。
それがこちらです。
1つ目は開いたプレゼント箱。これに先ほどのアクリルを刺すと、箱の中から先ほどのメッセージが飛び出してきているようなデザインになります。
2つ目は未開封のプレゼント箱。開いた箱ほどのストーリー性はないものの、リボンがついている分開いた箱と比べると格段におしゃれに見えます。
どんなデザインににするかはまだ考え中ですが、この2つの内の1つを選ぼうと思っております。
皆さんはどちらが好きですか?
今回考えた二つの課題を組み合わせて、遠くから発光パターンを制御できるアクリルライトができるはずなので、完成が楽しみです。
まあクリスマスイブ・クリスマス共に1日中バイトの予定なので、帰って来てから部屋で一人で、このライトが醸し出す風情を楽しんでやろうと思います・・・。
[感想・気づいたこと]
〇こうしてmicro:bitを無線で制御し、LEDの発光パターンを変更することができるプログラムを作ってみたことで、様々な技術が繋がって一つのものがつくられていることを実感させられた。例えばこれをそのままアクリルライトの電気として用いたとすれば、このアクリルライトは「材料と加工」「エネルギー変換」「情報」の3つの技術が繋がり合って完成したと言えるだろう。
〇この授業では、アイデアをすぐに形にできるツールを多く扱っているが、こういったものが増えてきたことにより、より一層「労働(生産)としてのものづくり」が身近なものになっていることを感じた。一方で、これらのようなツールは遊び感覚で使ったりすることもできるため、「遊びとしてのものづくり」としても捉えることができ、非常に面白い性質を持っているように感じられた。
〇プログラミングで端子の出力を制御してみたが、参考のプログラムを見ていると、もっと変則的で面白い制御の仕方ができるのではないかと感じる。去年の授業ではあまり端子のブロックには触ってこなかったため、今年はもっと端子のプログラムの工夫について触れてみようと思った。
〇生産としてのものづくりにおけるデザインの効果の大きさを学んだ。ものは一部のデザインが異なるだけで、全体のイメージががらりと変わることもある。ものをつくる際には、おそらくデザインについてもかなりしっかり考えてあるのだろう。これまで私はものを作る側においてはデザインをあまり気にしてこなかったが、今回デザインにしっかり悩むということを初めて経験した。デザインを考えることは悩ましくも楽しかったため、これからものを作る際は積極的にデザインも考えながらものを作ってゆきたい。