回は、前回の課題で構想を作り上げたアクリルライトを現実のものとしました!
まず、3mmのアクリル板をレーザーカッターで加工して、アクリルプレートを作りました。
パラメータ設定(S=スピード、P=パワー、T=回数)は
切断なら・・・S:600/P:100/T:1
刻印なら・・・S:1200/P:30/T:1
で実行しました。
そしてこれが完成品です!
ちょっと焦げた・・・が、概ねデザイン通り。問題ない。
次にスタンドの方ですが、こちらは前回の二つの案のうち、未開封のプレゼントボックスを作ることにしました。
何人かの友達に聞いたら、やはりこっち(未開封)だろうとのことで、こちらを3Dプリンターで出力します。
そしてできたものが、こちらです。
想像以上によくできてるーぅ・・・。しかも1時間40分ぐらいしかかかってない・・・。
3Dプリンターのすごさを思い知らされますねェ・・・。
そして完成したこの二つを融合させると・・・
はい、ボディ完成!
設計した穴に対し、アクリルプレートがジャストフィット!
サイズ感も想定通り、程よくかわいいサイズに収まっています。
あとはこれに、micro:bit拡張基盤と繋いだLEDを差し込めば・・・
アクリルライト、これにて完☆成!
暗闇で光らせてみると、彫り込んだ文字や模様がちゃんと浮き上がってまいりました!
また、前回作ったプログラムも問題なく動作しており、遠隔操作でアクリルライトの発光パターンを制御できました。
(私は去年と今年の2回分のmicro:bitを授かっているため、一人で無線を使うことができます。)
自分の考えていたものが形になるというのは、やはり嬉しいものですね。
ただ、完成したアクリルライトを見ると、前回の課題で言っていた内容とは異なり、アクリルプレートのメッセージがサンタクロースからのメッセージに見えるようになっていました・・・これはこれで良きかな。
なのでこの作品にタイトルを付けるとすれば、「サンタクロースより」といったところでしょうか。
この作品がクリスマスを彩ってくれることを期待しています。
P.S. micro:bitの無線で発光パターンを制御した動画を撮影したので、記事の最後に置いておきます。
[感想・気づいたこと]
〇自分の思い通りのものを現実に出力することができるような方法を学んだわけだが、昔の人に見せたら魔術とでも呼ばれそうなものであると思った。様々な分野の技術の組み合わせによって、人間の「思い通り」の実現がより限りの無いものに近づいていくということが分かった。
〇今回はアクリルをレーザーで切断した際に、うっすらと焦げがついてしまった。焦げが付かないようなパラメータ設定を、実際に出力したりしながら模索してゆきたい。
〇3Dプリンターに関しては出力自体はうまくいったが、サポート材を剥がすのが難しい部分があった。特にLEDを差し込む穴に関してはサポート材が少し残ってしまい、最初はうまくはまらなかったため、はさみで穴を少し削ったところ非常にちょうどよくはまるようになった。このような材料との対話という部分に関しては人間の方が長けているため、今回のような機械だけでは管理しきれないエラーは人間がカバーしてやる必要があるということが分かった。材料を作り出すのも、道具や機械を用いて材料を加工するのも人間であり、人間無しにものづくりはあり得ないのだと感じた。
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